ケヴィン・ベーコン数とかエルデシュ数とか6次の隔たりとかいう話ぐらいは知っていたのですが、それなりにまとまったネットワーク科学の本は初めて読みました。
私のようにネットワーク科学の知識の無い人であれば、世の中の見方が少し変わる類の本だと思います。
あと、割とネットワーク理論と関係ない話が結構出てきますが、そこも面白いです。12章の経済活動の話とか。
若干残念なのは、理論部分が少ない点です。なので信憑性がいまいちです。
その分ちゃんと文献目録が充実しているのですが、実際に原論文を当たるのはきついのでもうちょっと脚注に書いてくれると良かったかなと。ポピュラーサイエンス本としては正しいバランスだとは思いますが。
グラフ理論なんて名前しか出てこないので、割とちゃんと勉強したことのある身としては残念。
あと、もう少し短くても良いかも。
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